テキストに必要な情報がすべて盛り込まれており、外に持ち出して勉強する機会の多い私としては、非常に勉強しやすいと思いました。 ---守屋 満晴さん
CPAを選んだ理由
私が数ある予備校の中からCPAを選んだのは、テキストのわかりやすさと、講義の評判がよかったためです。またWi-Fiが完備されたブース型の自習室も非常に魅力的でした。
私は公認会計士の勉強を始めた当初は仕事をしながら勉強していたのですが、このときは他予備校の講義を受講していました。しかしながら、テキストがわかりにくかったり、そのテキストを補足するために大量のレジュメが配布されるのですが、そのため職場に持ち出しての勉強がしにくかったりと言った課題を感じていました。さらに講義も若手の方が担当されているせいか、説明の切り口が少なく、難しい論点をなかなか理解できなかったという経験もしました。
CPAでは、メインとなるテキストに必要な情報がすべて盛り込まれており、情報を集約化しやすく、外に持ち出して勉強する機会の多い私としては、非常に勉強しやすいと思いました。また、講義を担当される方が経験豊富で、様々な角度から理解の仕方を提示して頂ける点も非常に良いと思いました。
さらに私は仕事を辞めて勉強に専念することを決めていたので、自習室の環境も重要な要素でした。私はノートパソコンを用いて勉強する習慣があるため、ノートパソコンが使いやすい環境であることが非常に重要でしたが、多くの予備校では、空き教室を自習室としているところ、CPAでは電源とWi-Fi完備のブース型の自習室があるため、私の勉強スタイルによくマッチしている点も大きな決め手となりました。
CPAの良かった点
「CPAを選んだ理由」にも書いた、テキストのわかりやすさ、講義の良さ、自習室の使いやすさは想像以上でした。
テキストは確かに冊数が多く、ボリュームが多いと言われることもあるようですが、自分のレベルや目標到達点によって論点を取捨選択できるよう工夫されていますし、何よりもボリュームが多い理由は、説明や例題が豊富だからです。例題の解説は、複数の解法で説明されている場合もあるのでさらにページ数は増えますが、自分に必要な部分を選べば良いだけです。
また公認会計士の勉強で1番大事なのは自習の時間だと私は考えていますが、CPAの講義、特に論文用の講義はその自習を効果的、効率的にできるような講義だったのも非常に良かったと思います。具体的には、理論では複数の視点や切り口、論点間の比較をしながら説明してもらえる、計算では計算構造を図解で説明してもらえたり、つまづきやすい点をピンポイントで指摘してもらえるという点です。
理論の自習というと暗記をイメージしがちですが、CPAでは、まず理解することを優先しています。そのため、理解を助けるために様々な角度から説明してもらえるのは、自習の際に非常に役立ちました。逆に計算の自習というと電卓をたたくことをイメージしがちですが、問題や論点の構造をつかみ、どう解くのが解答をまっすぐに出せるのかということを考えるのが中心となりました。ただ電卓をたたいて答えを出すよりも、論点の理解も深まり、また少ない時間で復習できるようになりました。
公認会計士を目指した理由
私が公認会計士を目指したのは、ITと会計の分野で地元に貢献できる仕事であると考えたためです。
私は大学を卒業後約7年間、SEとしてシステムの開発に従事していました。企業の販売や購買と言ったシステムは最終的には会計につながるため、ITと会計の親和性の高さを感じていましたが、一方で共に働くSEが会計に明るくない人が多いことに気づきました。
私はSEの仕事に役立てようと日商簿記の勉強をしていたのですが、徐々にその面白さにのめりこみ、また、SEが会計を苦手としていることにも気付いたため、ITと会計の両方ができれば武器になると考え、公認会計士を目指すことにしました。
また私がそもそもSEを志したのは、人々が便利に暮らせる仕組みを作り社会に貢献したいという思いがあったためです。ITと会計がわかる公認会計士になることができれば、社会に貢献したいという当初の志に適うものであると思った点も公認会計士を目指した大きな理由の1つです。
今、私の地元は、少子高齢化や財源の不足に悩まされており、課題を解決すべく、行政はITを用いた業務改革に乗り出し始めました。また私の地元では、伝統的な中小企業と新興のITベンチャーがあり、新旧様々なビジネスが混在している状況でもあります。ITと会計といった公認会計士の業務から得られる知見は、このような状況の私の地元を支援するに役立つのではないかと考えたのです。
学習で苦労した点や工夫した点
私が苦労したのは企業法です。そのため、以下の工夫をしました。
①趣旨を覚えるため、テキストにマーカーを入れて読み込む
②自分で各論点のロジカルフローを作成して覚える
③答練の徹底的な分析と弱点のあぶり出しを行う
①については、論文の企業法は趣旨の記述が求められるため、趣旨を覚えるようにしました。私は短答用のテキストで、重要度がAとBの論点のみに対し、趣旨や理由の部分に普段とは異なる色のマーカーを入れ、意識的に覚えるようにしました。
②については、CPAの企業法の論文対策テキストには論点一覧が巻末あり、その論点を自分で簡単な図解(ロジカルフロー)に作り直し、それを毎日目を通すようにしました。
③については、答練が返却された際に、答練の解説にある採点基準と、自分の採点された答案を突き合わせ、どの採点項目で何点取れているのかを毎回分析しました。これを行った結果、私は問題提起の部分で多く失点していることや、事実認定を行うだけで点数がもらえることに気づき、そこを改善するだけで成績を上げることができました。
本番の結果として、記述する論点の選択を誤り問題1-1で失点してしまいましたが、残りの3問でしっかりとリカバリすることができました。これは上の3点の工夫が大きく実を結んでくれたのだと思っています。
これからCPAで公認会計士を目指そうと考えている方へ
公認会計士は合格者の平均年齢が下がってきており、より一層、学生のうちに挑戦する試験、という傾向があるように思えます。しかしながら、何か専門性をもった社会人の方に対する門戸は、決して閉じていないとも感じています。私自身、今年の就活で各法人の様々な職階の方とお話をしましたが、社会人としての経験を求められていることを実感しました。
もちろん、会計士としては1年生となるため、新卒の方と一緒に下積みからキャリアをやり直すことになりますし、監査法人や会計士業界の文化を受け入れて順応する必要もあります。
これらのマイナスを受け入れてもなお、公認会計士になるんだという強い気持ちをお持ちであれば、この業界は門戸を開いてくれていると感じました。
CPAは学生の方が多く通っている印象を受けましたが、展開されている講義や提供されている考え方は、大人の方によく向いていると私は感じています。与えられたものをただこなすのではなく、自分で戦略を練りながら必要なものを取捨選択して勉強するスタンスは、公認会計士になるんだという強い気持ちを持った大人に向いているのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。